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東京 生体臓器狩り停止と迫害の終焉を訴える(二) 
最新報告会

 

 

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日本の現状に苦言を呈したデービッド・マタス氏

 
 

 【明慧日本2016年12月8日】12月1日、東京都永田町の参議院会館地下1階で、来日したデービッド・キルガー氏とデービッド・マタス氏が臓器狩りに関する最新の報告会を行った。ゲストとして招かれたのは朱婉琪氏と黄士維氏。司会進行は山田宏・参議院議員。
 
 最新の報告には日本と関連している病院の情報、日本向けに行われた臓器移植のキャンペーン、実際に臓器移植を受けた日本人の体験談、日本で移植技術を学んだ中国人医師が多くいることが記載されていた。会議では具体的な数字や実例が報告され、これから日本がどのような行動をとるべきかが話し合われた。以下は報告会での発言内容の一部である。
 
 
 山田 宏 参議院議員
 
 中国で行われている法輪功学習者の生体臓器狩りが事実であるならば、なんとしても国際社会がこの犯罪行為に対して声を上げていかなければならないと考えています。
 
 2016年6月には米下院議会で法輪功学習者に対する強制的な臓器摘出を非難する(343号)決議案が満場一致で通過しました。また、2013年欧州議会においても同じような決議が採択されています。そして今、イギリスでもこの問題について、議会での意思表明がなされようとしています。さらに中国国内で自国民が中国で臓器移植をすることを事実上禁止していく動きが広まっています。
 
 台湾ではその法律が作られましたし、スペイン、イスラエルにおいても事実上、中国での臓器移植手術を禁止する法律が通過しています。
 
 ただ中国での臓器移植ツアーの顧客の多くを出していると言われている我が国においては、この問題があまり知られておらず、国会での動きも全くにぶい状況でございまして、なんとか日本も、特に日本から中国での臓器移植に行かれる方々がかなりいらっしゃるということでございますので、そのことは中国で無実の方々、政治犯や思想犯、法輪功の方々からの臓器を取り出す殺人行為に対して、事実上加担することになりますので、こういうことは人類の歴史上絶対に許されてはならず、我が国にも声を上げる義務があると考えております。
 
 自民党や他党に対しても、このことを粘り強く働きかけていき、中国での臓器移植については日本人として加担するようなことはやめろということを法律に盛り込むような動きを進めていかなければいけないと思います。
 
 日本がODAでつくった日中友好病院でも行われているのではないかと言われています。まともなルートからは全く事実が出てきません。関係者はみな口を重くしてしまいます。
 
 日本の臓器移植学会から国の補助金での調査が10年前に行われました。この調査をみると海外へ渡航して臓器移植を受けた人たち、心臓移植は子供が多く、アメリカで行われていることが多い。その他、肝臓、腎臓は圧倒的に中国です。中国でしっかりとしたドナー制度があれば、我々も理解できるが、一体その臓器はどこからくるのか全く闇の中という状況です。
 
 マタス氏やキルガー氏からの報告、またはその他の報告を聞いても、やはり中国の中でそれに携わった人の証言を聞いても、犯罪的行為が行われていることが、客観的に推測されると考えています。
 
 人を殺して自分が生き残るということはあり得ないんだと、我が国も姿勢を正していく必要があるのではないかと考えております。
 
 

 デービッド・キルガー氏 (カナダ元政府高官) 
 
 私はすでに50以上の国に伺いました。日本にも3、4回来ています。
 
 私たちはオーストラリアとニュージーランドに行き、それから日本に来ました。オーストラリアでは、国内から中国に赴いて臓器移植を行うことが禁止されました。オーストラリアでそれができるなら、日本でも同じようなことができないか、法律などを作るべきだと考えています。
 
 法輪功の人たちが臓器を収奪される時は、自発的に臓器を提供するという形ではなく、腎臓、肝臓など、全部の臓器を取り出し、残った体は焼却してしまいます。まったく考えられないようなことをするわけですが、この業界は非常に大きな産業になっています。
 
 少なくとも一つの病院で5千件の移植が行われ、全体では800例ほどの移植が認可されている病院があるわけです。その病院の一つだけをとってみても1年間に5千例を移植しているわけですが、それは中国が発表している数字の2分の1です。ですから本当の数字は中国共産党が発表している数字よりはるかに多いのです。これだけの産業になっているわけで、70~80億ドルが動いています、それに加担しているのがドクターであり、ナースであり、職員です。
 

 
 デービッド・マタス氏 (国際人権弁護士)
 
 日本に来るのは2006年、2007年、2013年、2014年、そして今年です。こうした訪問はキルガーさんとともに来ていることもありますが、残念ながら日本ではこの10年間、あまり大きな変化が見られないという問題があります。日本は技術的にも進んでいる国ですから、もちろん海外で移植をどれくらいしているのか、中国でどれくらいしているのか、その数を把握することは不可能だとは思えません。
 
 日本は技術的に素晴らしく進んでいる国で、いろいろな国に行きましたが、こんなに進んでいる国はありません。それなのに、まったくこの臓器移植の問題、もしくは臓器狩りの問題に関して、動いていないというのは、私には信じられないことです。これは逆に私としては犯罪に加担する、そういう動きだと考えてしまいます。
 
 こういった動きを変えなければなりません。国会と政府からそういう動きを起こすことが出来るし、法律や立法面から変えられると考えております。
 
 ですから、移植ツーリズムの数字を、まずはつかまなければいけないと考えています。そういうことをきちんと立法化すれば、中国に行くことはないだろうと思いますし、強制的にそれをやめさせることができます。何かすることができるのは、日本政府の動き、もしくは何かの動きだと考えています。
 
 台湾ではすでにその活動が起きています。ですからこの分野で、ぜひ日本にリードをとっていただきたいと思っています。
 
 

 朱婉琪氏 (臓器の強制摘出に反対する医師団 アジア地区法律顧問)
 

 台湾の中でも中国共産党を好む人もいれば、中国共産党に反対する人もいます。台湾はとても小さいですが、中国共産党からとても強い圧力を受けています。
 
 しかし、どちらにしても、台湾の政党の中でどちらも台湾の人たちが臓器移植の犯罪行為に加担してほしくないと思っていますので、両方の政党が共同の認識をもって、決議案で一致しました。
 
 台湾の総統府は以前の日本の総督府になっています。台湾には人権に関して進んでいる法律が本当にたくさんあります。日本はそこまで進んできていないように見えます。
 
 今回私と黄さんが日本に来ました。マタス氏とキルガー氏も言ったように、臓器狩りは犯罪であり、日本の皆さんの具体的な行動を期待するとともに、この人道に反する罪をぜひやめさせたいと思います。
 
 

 黄士維氏 (台湾国際臓器移植関懐協会 副理事長)
 
 私は泌尿科の医師です。
 
 私の同僚が、ある話をしてくれました。彼は山西省のある病院に行って見学をしたことがあります。この病院では毎日たくさんの腎臓移植が行われていました。中国の医師からはこれらの臓器は全部死刑囚からの臓器だと言われました。
 
 移植に適合できる臓器を見つけるためには、大体数千人のドナーがいなければできないと推測できます。
 
 私の患者が2003年に上海第一人民病院にわたって、臓器移植を受けました。まず台湾から資料を送ってそれから渡航しました。
 
 その日の午前中、最後のクロスマッチテストを受けました。患者の血液と臓器の提供者の血液がマッチングせず、その日、この臓器を使うことはできませんでした。使えば途中で拒否反応が現れるので、結局この腎臓は捨てられました。
 
 次の臓器を待つことにしました。最終的に2週間の内に四つの臓器を待ちましたが、すべてクロスマッチングで陽性になり、全部使えないことになりました。この患者は仕事があるので台湾に戻り、2004年の4月に長い休暇をとって中国にわたりました。
 
 結局また前回と同じようにクロスマッチテストでは陽性になり、中国の病院はこの患者に対して血液を変えるように勧めました。台湾の医師はこの患者に中国には臓器がたくさんあるから適合する臓器を待つように勧め、結局この患者は待つことにしました。それから3週間後、四つ目の臓器が陰性になり、その臓器で移植手術を受け、健康な状態で台湾に戻り、今でも健康な状態を保っています。
 
 当時その患者は長く待っている時に、あまりにもたくさんの臓器がマッチングしなかったので、気分がよくなかったのですが、その時に中国側の医師がたくさんの資料を持ってきました。この資料はドナーの資料です。たくさんの臓器がありますから、ゆっくり待っていてくださいと言われました。
 
 2006年にデービッドさん達が臓器狩りのことを明らかにしてから、台湾の医師はそのときになって、ようやくどういう事が起きたのかがわかりました。
 
 実は国際社会のどこの国でも臓器が不足しています。どこの国でも自国の国民が中国にわたって臓器移植を受けていることを見て見ぬふりをしています。
 
 たくさんの医師は何が起きているのか大体わかっていますが、特にアジアの移植関係の医師たちはそのことに触れないのです。しかし、医者の立場としては、やはりこのままではいけないということもわかっていますので、2008年にイスタンブール宣言ができました。
 
 一番重要なのは、移植ツーリズムを禁止することです。自国民が海外にわたって臓器移植を受けることを禁止することが重要な課題になりました。
 
 2014年欧州理事会も人体の臓器の運送や販売を禁止することになりました。その当時、欧州の理事会のある方から話を伺いましたが、中国に対してどうこう言うのは非常に難しいのですが、ヨーロッパの人たちが中国にわたって臓器移植を受けないように禁止することはできると言われました。今になっても中国国内での臓器移植の臓器の出処は不透明で明確になっていません。
 
 先程もマタス氏が言われたように、中国の病院がどれくらいの臓器を使って移植手術をやっているかという数字は、やはり国家機密になっていますので、明らかにはしてもらえません。
 
 しかし、このことについては必ず真相が明らかになると思っています。その時になればきっと皆さんは自分に問いかけることになるでしょう。この十数年間自分自身がこのことに対して何をしてきたのかと。ぜひ皆さん一緒に協力してこの迫害をやめさせましょう。

 
 
 質疑応答
 
 某議員:日本で移植技術の養成を受けた中国人医師が多数報告されていますが、これはもしかして日本の国費から留学の費用を出してもらっている中国人がいるのではないかと不安になりましたが、確認されていますか?
 
 黄氏:天津第一病院東方移植センターという病院があります。沈中陽という医者が1万件の肝臓移植を行ったことがあると話したことがあります。この沈氏は日本で臓器移植のトレーニングを93年~98年に受けました。
 
 以前、早期においてはたくさんの中国人が日本とアメリカ、ヨーロッパで臓器移植のトレーニングを受けてから中国に戻っています。今は中国国内で臓器移植を行える医師が9千人くらいいると言われています。
 
 今中国は世界最大の臓器移植大国になっており、ここ16年間でたくさんの医師が臓器移植を行ってきたので、今後他の国にわたってトレーニングを受けることはあまりないのではないかと思います。

 

 マタス氏:日本の税金が使われているかという質問ですが、私の理解では中国が日本に対して、臓器移植ができるように研修に行っているわけで、その逆ではありません。
 
 しかし、その質問は確かに有効なものだと思います。どれだけ日本が中国で行われている臓器移植のためにお金を使っているのか、つまり日本の血税がどれだけ支払われているかということです。
 
 日中友好病院というものがあります。日中友好病院は両政府が建てたものであって、日本から助成金が出ていると書かれています。
 

 
 山田議員
 
 その臓器がどこからくるのか、普通は臓器というのは日本の場合は交通事故か何かがあって、ドナーが先にあり、それから適合する人を探すのですが、中国は移植してもらいたい人が先で、そこからドナーを探しだす作業で、逆なのです。そんなことは人を殺さない限り出来るわけがない。そういうことは誰もがおかしいと思っているわけです。
 
 まずは皆さんが情報を提供してください。メディアに呼びかけたり、報道されたりすれば議員は動いていくのです。それに関心を持つ人はメールを送ってきます。FAXやメール、または有権者に怒られたり、メディアが大きくとりあげたりすると議会は動いていきますので、当初は小さくても必ず真実は広がっていくと思います。
 
 (続く)
 
 
転載:http://jp.minghui.org/2016/12/08/51085.html
中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/12/12/89-338842.html

 
 
 






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